後見業務の実例紹介 ~合鍵作成~

こんにちは。後見事務担当の西田です。弊所は、家庭裁判所への成年後見開始申立や、後見人などへの就任を通じて、ご高齢者や知的・精神障がい者の方々の生活と権利をお守り出来るよう日々尽力させていただいております

被保佐人のAさんは、毎週のデイサービス通所をしながらご自宅でお一人暮らしをされており、保佐人であるトラストが毎月生活費をご自宅までお届けしております。

トラストでは、ただ生活費をお渡しするだけではなく、直接ご本人にお会いすることで発見できるご体調や心境の変化などに寄り添い、支援することを念頭に業務を行っております。

先日、通所しているデイサービスからトラストへ、Aさんをお迎えに行き何度かチャイムを鳴らしているが一向に出てこられる気配がない、どうしたらよいか、とのお問合せがありました。

すぐさまトラストも(もしかして倒れていらっしゃるのでは)と心配しながらご自宅を訪問した所、Aさんは居間でTVを観ていらっしゃったのでとりあえず一安心。結局寝ていたAさんがお迎えのチャイムに気づけなかっただけだったとのことで、デイサービスへそのようにお伝えしました。

後日Aさんはデイサービスと相談し、同様の事が起きるとデイサービスに迷惑をかけてしまうので、とAさんからデイサービスが預かるためのご自宅の合鍵作成の依頼を受けました。

そこで、Aさんがデイサービスに到着されたタイミングでトラストへ連絡をもらい、デイサービスにてご自宅の鍵をお預かり。その足で鍵屋さんへ向かい合鍵を作成、Aさんがご自宅へ戻る前にマスターキーと合鍵をデイサービスへお届けいたしました。

Aさんからは「これでもし、デイサービスお迎えの時に自分が寝ていたり、万が一倒れたりしていても見つけてもらえるから安心だ、ありがとう」と、デイサービスの職員の方からは「すぐ対応して下さり助かりました!」と感謝のお言葉を頂きました。

今後もご本人に寄り添った支援を行っていきます。

「遠方に住んでいる高齢の親族の支援が難しい・・・」「身寄りがいない・・」などお悩みの方は、経験豊富な司法書士法人トラストがお手伝いいたしますので、お気軽にお問い合わせください。