財産管理の実例紹介 ~大量の小銭~

新潟市で成年後見の業務をしている司法書士事務所「司法書士法人トラスト」です。

今回も実際にあった財産管理の実例をご紹介したいと思います。

 

定期訪問で大量の小銭を発見! その対応は?


トラストが補助人をしているAさん。

自宅で一人暮らしをしており、月に一度の定期訪問の際に生活費をお渡ししています。

先日もいつも通り生活費を渡し、談笑していると…ふとテレビ台の後ろにある容器が目に入りました。

「見てもいいですか~?」と声をかけて見てみると、なんと大量の小銭でした!

500円、100円、50円…など丁寧に分けてあります。

聞くと「お札しか使わないの」とのこと。

ちなみにAさん、財産にはかなり余裕があります。庶民にはできないワザです。笑

 

ただ、補助人として財産管理の面から家に大量の小銭があるのもよくないため、

本人の許可を得て一部持ち帰り、銀行口座に入金することにしました。

「そんなに持っていったら銀行に嫌われるわよ~」と言われました(笑)

後日、銀行にて入金したところなんと10万円になりました!!

小銭だけどなかなかの金額です。

それからは、定期訪問の度に少しずつ回収しては入金する、の繰り返し。

まだまだお家に眠っている小銭がありそうです。

 

大量の小銭処理 実はよくあること


実は、大量の小銭処理はトラスト後見部門ではあるあるの光景なのです。

施設入所のため家の処分をしていたところ、大量の小銭が出てきたり。

古銭や古い紙幣、外貨もよく出てきます。

あまり綺麗な状態ではないことがほとんどで、銀行持込の前にじゃらじゃらと小銭を洗うのもよくある光景です。

あるあるなことが意外かもしれませんが、判断能力が低下した方の

財産管理をしているのですから、ある意味、理にかなっていますね。

 

成年後見制度の利用について悩まれたら、ぜひトラストまでご相談ください。

豊富な経験と実績で、困っている方のお役に立てるよう尽力します。