成年後見人の日常業務

成年後見制度と検索すると、どのような人が利用できるか、どんな人が申立できるかなど制度に関してのことが多く載っています。メリット、デメリットという部分でも人によって感じ方や考え方は様々です。その中には、一年に一回、家庭裁判所に定期報告をするのみで司法書士はたいして仕事をしていないとネガティブなことを言われるようなことがありますが、実際はそうではありません!

ここでは、トラストでの後見人としての事務の様子をお伝えします。

 

 

 

郵便物のチェック・返送について

 

 

入所施設や介護サービスの事業所から郵送されてくる個別の計画書や、各区役所に手続きをする高額介護サービス費の申請、障がい者手帳更新など、就任数が100名以上といますので日々の郵便物は非常に多くあります。郵送されてくる書類や請求書類に一通ずつ目を通し、ご本人の代理人として署名・捺印をしたり、提出書類に合わせて必要書類を用意して滞りのないよう書類の返送をしています。一日では返送しきれないので、事務担当で手分けしながら順に進めています。時々、ご本人からお手紙をいただくこともあり、最近では事務担当宛に感謝の綴られた温かいお手紙の内容に成年後見担当一同嬉しい気持ちになりました。

 

 

 

非常に重要かつ、非常に多くの数をこなしている

銀行業務について

 

施設利用料や生活費のお届けなど、様々な用途でご本人の口座から振込や払出しをするのですが、簡単にできる訳ではありません!財産管理という点で決して間違えてはいけませんので、銀行に行くまでにはダブルチェックを行っています。

まず、生活費のお届けは毎回固定の金額の方もいらっしゃいますが、その月によってお届けする金額が変わる方もいらっしゃるので担当よりご本人と連絡をとって金額が決定します。施設利用料などは請求書が事務所宛に郵送されますので請求書の確認をします。他にも介護保険料や医療費、ご本人の要望で購入した物品など請求書の用途は様々です。ご本人の口座から間違った支出をしないよう、トラストでは以下のことを行っています。

①「口座ご本人名前」、「どのような使い道か」、「金額」などを記入するチェックシートに一人目が記入

②記入されている内容に間違いがないか二人目がチェック

③後見担当ではない経理担当が内容に間違いがないか最終チェックし、銀行印を押印する

この流れを行わないと銀行での支出はできないルールとしています。

ただ単に、名前と金額があっていればいい訳ではなく、ご本人の通帳を見て二重で支出をしてしまわないか、または支払い忘れているものがないかを確認もした上でチェックシートへ記入をしています。例えば、請求書と通帳を見ていた時に「先月に支払い済みでは?」ということがあった際は事務担当同士で確認しあったり、請求書の発行先へ問い合わせをして間違いがないか確実に確認がとれるまではチェックシートに記入はしません!

先程にも言いましたが就任数が100名以上ですので、銀行へ行く前のチェックシートの記入と確認にはとても時間がかかります。ですが、ご本人の預貯金の管理をする上で通帳の確認とダブルチェックを欠かさずに行っています。

 

 

成年後見制度の財産管理と検索しただけではここまで詳しく業務内容が載っていないと思いますが、ご本人の大切な財産を管理する業務の一つとしてトラストではこのようなことを日々行っています。

 

 

今回は上記の2点についてでしたが、後見人としてまだまだ多くのことをしていますので、他の業務につきましても順次お伝えしていきたいと思います。

 

「遠方に住んでいる高齢の親族の支援が難しい・・・」「身寄りがない・・・」などお悩みのかたは、経験豊富な司法書士法人トラストがお手伝いいたしますので、お気軽にご相談ください。