【申立実例シリーズ①】空き家について(認知症の方所有の不動産を売るには?part.2)
成年後見最新ブログ
2021年6月17日
こんにちは。
新潟県で、独り身のご高齢の方・障害のある方の財産管理等の手続きをお手伝い!
成年後見人業務をしております司法書士法人トラストの西田です。
さて、前回のブログに続き、認知症の方の『空き家』になっているお家を売却する方法とその注意点について書かせて頂きたいと思っています。
まずは本ケースの発端となった『空き家』についてのお話ですが…
ここで質問です!
たまに空き家を見かけることはおありかとは思いますが、
中々イメージしづらいですよね、、、、
実は…全国の総住宅数6,242万戸のうち、846万戸が空き家なんです!
(総務省『平成30年住宅・土地統計調査(5年毎)』令和元年4月発表分)
…これだと「ふーん・。・」ってお感じになるかと思いますが、、、
なんと住宅の約7戸に1戸が空き家!
そして空き家の増加率はこの20年で約2倍!!!
更に、2033年頃には空き家数2,150万戸、
なんと全住宅の3戸に1戸が空き家になってしまうと
予想されているんです!!
え??そんなに多いの????って感じですよね((+_+))
では、なぜこんなにも空き家があるのでしょう。
さてここでもう一問。
これは容易に想像できるかもしれません。
答えは、自宅を所有する高齢者が、老人ホームなどの
高齢者住宅や、自身の子の家などに転居することです。
先回のブログで紹介した例がまさにコレですね(;^ω^)
今後は更に、
⇒団塊の世代を含めた高齢者の急激な増加
⇒空き家の急激な増加といった図式が成り立つわけです。
特に駅から遠い利便性の良くない地域にある住宅街では、
空き家が一気に増加することが予想されています。
ちなみに新潟県の持ち家率は東京都の45%に比べ、
脅威の74.0%!!
新潟にお住いの方は他人事ではない…かもしれませんね。
そこで次回、上記の理由のほかにもいくつか考えられる
『空き家が増える理由』について掘り下げてみたいと思います。
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