後見業務の実例紹介 ~財産管理~
こんにちは。後見事務担当の西田です。弊所は、家庭裁判所への成年後見開始申立や、後見人などへの就任を通じて、ご高齢者や知的・精神障がい者の方々の生活と権利をお守り出来るよう日々尽力させていただいております。
被保佐人のAさんは、毎週のデイサービス通所をしながらご自宅にお一人で暮らしています。毎月生活費を保佐人であるトラストがご自宅までお届けし、その金銭の範囲内でやりくりされております。
トラストが保佐人に就任する以前のAさんは、ご自身で財産管理をされていたのですが、物忘れ症状があったため同じ食べ物を何度も購入して食べきれず結局傷ませてしまったり、外出時に多額の現金を持ち歩いてあるだけ散財してしまったり、ご自身の収入に見合わない高額な商品を通信販売で買い込んでしまったり、、、、、、。赤字が恒常化している状態でした。
その状態を心配した福祉関係者の方から後見制度の紹介がありトラストが保佐人に就任、以下のことを実施いたしました。
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・ご本人の収支を見直し、赤字にならないよう生活費を算出、「食費」「被服費」など袋分けし管理しやすいようお渡しすることでムダ使いしない仕組みづくり
・福祉関係者へ協力を仰ぎ、Aさんの冷蔵庫の食品のチェックや買い物支援が入るようになったことで二重買いが抑えられるように
・ご自宅訪問時に届いている通信販売のチラシを見せて頂き、本当に必要なものなのかご本人に聞き取りし相談に乗ることで衝動買いを抑えられるように
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以上のことを続けるうち、赤字だったご本人の収支が黒字に転じて今では貯金も出来るようになりました。
『正直ここまで丁寧に色々やってもらえると思っていなかった。トラストさんのおかげで老後の蓄えも出来るようになり、本当に感謝しています』、と感謝のお言葉を頂くことが出来ました。本当に支援させて頂けてよかった、と思える瞬間でした。
今後もご本人に寄り添った支援を行っていきます。
「遠方に住んでいる高齢の親族の支援が難しい・・・」「身寄りがいない・・」などお悩みの方は、経験豊富な司法書士法人トラストがお手伝いいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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