財産管理の実例紹介 ~空き家の管理~

弊所が保佐人に就任している財産管理の実例をご紹介いたします。

保佐人の業務である財産管理には、預貯金の管理や収入、支出の管理はもちろん、不動産の管理も大切な業務のひとつです。

 

被保佐人のAさんは、両親を亡くしてから自宅で生活していましたが、病気のため独居が難しくなり、施設に入所することになりました。

Aさんが住んでいた自宅は現在空き家の状態となっています。

私たち保佐人は、Aさんの自宅に問題が起きないように管理する必要があります。

Aさんが施設入所後は定期的に自宅の様子を見に行くことになりましたが、何度行っても、誰がやっても玄関の鍵が開きません…

鍵が開かないことには自宅の管理ができませんので、今回、鍵交換を実施することにしました。

業者に依頼し、立ち会うこと1時間、無事に玄関が開き、自宅内に入ることができました。

その後、無事に自宅内の様子も確認することができています。

 

 

そして、この鍵交換に至るまでに、庭木の剪定も業者に依頼。

自由に生い茂る木々が隣家に届くのも時間の問題なので、ご近所からクレームが来ないように雑草や庭木の手入れをすることになりました。

これから夏に向けて木々の成長も早くなります。

周囲に迷惑がかかることがないように自宅の管理を徹底していきたいと思います。

 

 

不動産管理には、建物の修繕や庭木の手入れ、本人のプラスになる使い方を考えることもとても重要です。

不動産の管理というと売却や賃貸の契約更新、家賃管理などが思い浮かぶと思いますが、自宅の地道な手入れも保佐人の業務となります。

弊所では、このような業務も責任を持って対応しております。