被後見人の家から大量のクレジットカードを発見! 

今回もトラストで実際に起きた事例についてご紹介いたします。

 

被後見人のAさん、トラストが今年就任したばかりの方です。

Aさんは施設に入所しており、申立人の親族が、Aさんの自宅の中から、まだ埋もれている保険証書や通帳などがないかを捜索してくれました。

そしたら、なんと36枚ものクレジットカードやメンバーズカードが発掘されました!!

 

被後見人のAさんは、施設から退所の見込みがなく、カード使用の機会はありません。

そのため発見したクレジットカードやメンバーズカードは、財産管理の観点から不要であると判断したものはすべて解約しなくてはなりません。

 

どうしたものか… 地道に手あたり次第、各会社へ照会をかけてみるしかありません。

中にはとても古いカードもあり、会社が吸収合併や統合をしていて、照会をかけるにも難航します…

 

基本的な流れはこんな感じです。

①まずは電話で窓口を確認

②郵送で後見登記事項証明書などの証明書類を送る

③契約内容についての照会結果が郵送または電話でくる (早くて数日、長くて約3週間)

④契約内容を確認して、解約を申出

⑤解約書類を手配して、再度郵送

⑥解約完了

長いと2ヶ月は余裕でかかります。

これをカード36枚分!! まだまだ終わっていませんが地道にやるしかありません。頑張ります🌹

 

すべての解約が完了したら、信用情報開示請求をして、まだ未発掘の解約されていないカードが他にないかを調べたいと思います。(きっと出てくるだろうな…)

 

これも財産管理の一環。

ちょっと珍しい事例の紹介でした。